
このページでは、みかんの皮とアロエを使った手作り育毛剤のレシピ2選を紹介しています。
作り方や手順をイラスト付きでわかりやすく説明しているので、育毛剤の自作をお手伝いできると思います。
効果の有無や育毛剤を手作りする上での注意点も解説しているので、手作り育毛剤だけに絞ろうとしている人は要チェックです。
みかんの皮の育毛剤の作り方

手作り育毛剤で最も使われている食材は、みかんです。
みかんの皮にはリモネンと呼ばれる成分が入っていて、抜け毛の原因になる活性酸素を抑制する効果があります。

また、塗ると頭皮に柔らかさを生み出すので、保湿効果もあると言われています。
実際、市販されている柑橘系の育毛剤にもみかんの皮が入っている商品があって、女性用の育毛剤として有名な「柑気楼」にもみかんの皮が使われています。
手軽で入手しやすいという点から、みかんの皮は手作り育毛剤の材料として人気です。
用意するもの

- みかんの皮(4~5個分)
- 容器
- ホワイトリカー(アルコール水溶液に近く、抗菌作用が期待できます)
作り方の手順

- 水でよく洗い、乾くまで風通しのよい日陰で干す(直射日光に当てる必要はありません)
- 容器に入れてみかんの皮がひたるまでホワイトリカーを注ぎ(みかんの皮3倍程)、冷蔵庫に入れる
- 一週間後皮を取り出し、液体を霧吹きなどに移しかえる

これで完成です。
あとは普通の市販の育毛剤と同じように、朝晩適量を塗布して数ヶ月間使っていきます。
アロエ育毛剤の作り方

もう一つ手作りでできる食材が、アロエです。
実際に市販の育毛剤でも使われている実績があって、成分表を見ると「アロエエキス」と記載されている商品がたくさんあったりします。
炎症を抑制する効果、保湿作用、それにプラス血液循環をよくする作用も期待できます。

用意するもの

- アロエ(2、3葉。もっと多くてもOKです)
- 容器
- ホワイトリカー
作り方の手順

- アロエの葉を5ミリ程度の幅で細かく切る
- すぐ容器に入れホワイトリカーを注ぐ(アロエ100gに対し350cc程度を目安に入れます)
- 1ヶ月ほど冷暗所で保存

これで完成です。
みかんの皮の育毛剤と同様、朝晩適量を塗布して数ヶ月使っていきます。
保存がきかないのがネック
手作り育毛剤の場合、防腐剤や保存料が入っていないので、何ヶ月も保存できないのが注意点です。
ちょっと手間にはなりますが、2~3週間をめどに作り変えて新しいものを使っていくことが、手作り育毛剤では必要になります。
手作りする前に確認しておきたいこと
手作りの育毛剤を作る前に、まずはその使用しようと思っている成分が自分にとってアレルギー反応を起こしたり、副作用はないか知っておく必要があります。
過去に使った育毛剤にその食材が入っていたり、食べたことがあればいいですが、特に無い場合は、パッチテストを行って反応をみると参考になります。
パッチテストのやり方

二の腕など反応がわかりやすい部位に、100円玉サイズくらいの範囲で食材を塗ってみます。
例えばアロエのパッチテストをするなら、アロエの葉の断面を肌に塗布します。
その後、塗った場所にかゆみが出たり湿疹が出ないか経過を見て、念のため1日あけても問題がないかチェックします。
特に反応がなければ、体にとって悪い影響がない成分と判断して問題ありません。
ちなみに、ニキビが出ていたり体の紅潮が見られる状態でのパッチテストは食材の影響なのか判断しにくいのでNGです。
パッチテストは健康なときに行うのがベストタイミングです。
手作り育毛剤の効果は未知数
頭の片隅すみに入れておきたいのは、
本当に効果があるかどうかは「未知数」なところがある、ということです。
低コストですむのが大きな魅力の手作り育毛剤ですが、育毛効果についてはぶっちゃけ医学的実績があるわけではありません。
「絶対的な効果はグレーゾーン」という気持ちで自作することが大切です。
