最新の薄毛治療は再生医療!薬や植毛では未達の毛髪の総数を増やす技術
このページでは、最新の薄毛治療を大特集しています。
理化学研究所×医療系ベンチャー企業×京セラが携わる最先端の毛髪再生医療から、新しい薄毛治療、クリニックの通院方法などを紹介しています。
ハゲが治る時代が迫るワクワクな情報満載です!
再生医療で毛包がつくれる時代に
「薄毛を治せたらノーベル賞」が、目前に迫っているかもしれません、、!
2018年、最新の薄毛治療として毛包を大量につくれるようになったことが発表されました。
理化学研究所と医療ベンチャー企業・オーガンテクノロジーの強力タッグによるものです。
再生するだけではなく、毛髪の総数そのものを増やせる画期的な技術です。
毛包って何?
毛包とは、髪の毛をつくる器官のことです。
「毛包は、人間の器官で唯一胎児期以降も再生を繰り返すもの」という点に着目して、
薄毛治療に活かす方法がないか研究を重ねました。
発表までの道のり
- 2012年:体毛がないマウスに移植、毛を生やせることを実証
- 2014年:人間の後頭部の皮膚の細胞を培養、毛包を20日間で100倍に増やすことに成功
こんな風に、様々なデータや実績をとった上で、2018年に発表しました。
ちなみに1つの毛包でどれくらい増毛できるかというと、100本と言われています。
つまり毛包が100倍になったということは、髪の毛1万本分の増毛ができたと言っているわけです。
頭頂部に必要な毛髪は5000本くらいと言われているので、
20日間であっという間にその倍の増毛ができてしまう、というスピード感が実証されています。
自毛植毛との違い
なんとなく、植毛と似たようなイメージをもつ人もいるかもしれませんが、
この再生医療とは全くの別物です。
まず、自毛植毛では髪の毛の総数を増やすことは不可能です。
自毛植毛は、あくまで「髪の毛を1本ずつ引っ越しさせている」だけなので、
植毛した以上に髪の毛が増えるということはありません。
もう一つは、施術で傷が残る問題の大きさです。
自毛植毛は植毛したい範囲だけ施術の面積が広くなるので、
傷も残りやすく目立ちやすいです。
一方、この再生医療は正常な部分の頭皮を一部を切り取るだけなので、
傷が残る心配はほぼゼロです。
しかも、1センチメートル角の切り取りでよく、
自毛植毛の10分の1程度ですむといわれているので、ムチャクチャ安心できます。
薄毛を隠せても髪の毛の総数は増やせないこと、
傷が残りやすいという自毛植毛の弱点をクリアしたのが、今回の最新技術です。
京セラ技術が実用化を促進
ただ、移植に使う毛包を大量生産するには、人の手作業では限界があります。
爪や関節のような「かたまり」単位で移植がすむものならまだしも、
髪の毛となると何千、何万本単位の量が必要になります。
大量かつ安定して製造できる技術が問われ、
実用化のためにも工程の機械化が次の課題になりました。
そこに参入したのが、京セラ株式会社です。
もともと医療分野の製造に携わっていたのでノウハウはあったものの、
人工関節のような硬いものが中心だったので、開発には苦労が続いたそうです。
細胞が壊れないような力の加減などを試行錯誤しながら、2年を経て自動化を実現させました。
2020年実用化を目指す
もちろん、いきなり「今日からどんどん施術していくよー!」なんてことはしません(汗
安全性・有効性のデータの蓄積、医師のゴーサイン両者を揃えてデビューします。
動物を用いた検証で安全性を確認し、
厚生労働省にも話を通した上で臨床研究の実施に移るそうです。
既存の治療法でできなかった新しい再生医療なので時間はかかるかもしれませんが、
たくさんの試験・医師との協議を重ねながら、2020年をめどに実用化を目指しています。
モニターや治験の募集はまだ始まっていないようですが、
僕たちに案内が来る頃は、きっと安全性が十分に確認できた段階です。
続報を楽しみに待ちましょう!
スマホ通院で楽々診察
クリニック通いの負担を減らすサービスが誕生しました。
わざわざクリニックに行かなくても、
スマホを通じてオンラインで診察がすんでしまうサービスです。
テレビ電話のようなイメージで診察して、薬は自宅に送ってくれます。
今のところ薬を処方してもらう人が中心にはなっていますが、
そういう人こそ「薬をもらうためだけの通院ってかなり負担。。」という悩みがあると思うので、
待ってました!な注目サービスです。
それに、クリニックの敷居の高さに薬の服用をためらっていた人にも朗報だと思います。
不思議なもので、クリニックは何度行ってもなかなか慣れる所とは言えません(汗
通院がネックでクリニックに相談できない人も、
スマホ通院があるクリニックなら少し気持ちが和らぐと思います。
湘南美容クリニック
いち早くスマホ通院を取り入れたクリニックです。初回のみ来院が必要になりますが、その後はクリニックに足を運ばずに自宅で薬を受け取ることができます。
現在AGA治療薬国内最安値にチャレンジ中(初回1ヶ月分1,800円、2回目以降3,000円)なので、費用をおさえたい人にもおすすめなクリニックです。
17型コラーゲンの薄毛治療が始まる?
最新の薄毛治療で注目を集めているものといえば、「17型コラーゲン」です。
17型コラーゲンは、2016年に東京医科歯科大学の研究チームが発表した、
脱毛メカニズムで必須となる成分の一つです。
「頭皮に存在するタンパク質の17型コラーゲンが減少すると、髪の毛を維持できなくなる」
という研究結果を発表しました。
毛包の中にある毛包幹細胞が分裂を繰り返すことで、
新しい髪の毛が生えるメカニズムが生まれます。
しかし、この毛包幹細胞周辺に存在する17型コラーゲンがなくなってくると、
毛包幹細胞の分裂が抑制されていき、新しい髪の毛が生えにくくなるという状態になっていきます。
どうしてこのようなメカニズムが証明されたかというと、
17型コラーゲンを維持したマウスと通常のマウスでは、17型コラーゲンを維持したマウスの方が
毛穴が1.4倍も多かったということから明らかになったためです。
また、人間の頭皮で分析しても、50代から70代のほうが若い人に比べて、
17型コラーゲンの量が少なかったというデータも示されています。
しかし、まだ原因物質を発見した段階なので、
この17型コラーゲンを商品化して市場に出回るには、まだ時間がかかりそうです。
発毛が確認されているHARG療法
最先端技術を活かした薄毛治療で、すでに市場に出回っている方法は
「HARG療法」があげられます。
HARG療法は、幹細胞から抽出された成長因子を再び薄毛部分に注入して、
発毛を促すという方法です。
人間の成長因子は150種類以上あって、
その中には発毛に関係のある幹細胞が存在します。
幹細胞を薄毛部分に注入することで、
毛乳頭付近に存在する毛母細胞の活動も活発になります。
その結果、毛包が大きくなって再び発毛したり、毛が太くなるという好循環を生み出します。
このHARG療法は、従来注射器を使って注入するやり方でしたが、
痛みがあったり、はれがあるという声もあり、現在では
電気治療やレーザー治療を用いた痛みの少ない治療法に変わってきています。
育毛剤のように毎日対応する必要はなく、月に1回、
HARG療法を行っているクリニックで施術を受けるスタイルになります。
毎月通って、通算で6回から8回程度を目処に治療を継続していきます。
薄毛治療効果がある反面、非常に高額になるため、
まだそこまでスタンダードな薄毛治療にはなっていません。
自毛植毛で自分の髪の毛を育てる
従来の植毛ではなく、自分の髪の毛を使った植毛が人気を集めています。
自毛植毛は、DHTの影響を受けていない後頭部の髪の毛を
根元から削ぎ取って薄毛部分に移植していくという方法です。
ちなみに、その毛根部分から移植することを「グラフトの埋め込み」と呼び、
自毛植毛のスタンダードな方法になっています。
イメージは、芝生の葉っぱだけを移植するのではなく、
芝生が生えている土の部分を含めて移植するようなものです。
DHTが存在しない後頭部の根元から移植するので、
毛根に悪性男性ホルモンである5aリダクターゼが存在しておらず、
頭頂部や生え際などに移植しても薄毛の影響を受けないという利点があります。
手っ取り早く移植できて、しかもカツラでもなく、人工的な髪の毛でもない、
自分の髪の毛というところが嬉しいポイントです。
ただ、デメリットも少なからずあり、
治療した移植部分の傷跡が目立ったり、はれるケースもあります。
髪を伸ばしてしまえば気になりませんが、刈り上げるといつまでも傷跡があるのは
少しためらってしてしまう要素と言えます。
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