ミノキシジルタブレット

ミノキシジルタブレットはペテン?!ゾッとする2つの事実

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ミノキシジルタブレットはペテン?!ゾッとする2つの事実

いくぞう

 

このページでは、ミノキシジルタブレットについて解説しています。

 

効果が絶大と大人気なミノキシジルタブレットですが、服用の始まりは「素人の発想でしょ!」という理由で開いた口がふさがりません。

 

おなじみな存在ですが、得体の知れなさがわかるとふっと冷静になるので、体を大切にしたい人は一読の価値ありです。


ミノキシジルタブレットとは

最初に発売されたのは「ロニテン」という医薬品で、
ミノキシジルタブレットはロニテンのジェネリック医薬品です。

 

日本では、ロニテンよりミノキシジルタブレットの方が知名度があると思います。

 

ミノキシジルタブレットには「5mg」と「10mg」があって、
5mgをピルカッターで2つに割って、1日2回で2.5mgずつ飲むのがポピュラーです。

 

インターネットサイトやブログで人気爆発のミノキシジルタブレットですが、
いくぞうからすると「見切り発車しまくり」なのが、本当の姿に見えます。

 

その意味がわかる、ちょっと恐ろしい2つの事実を紹介していきます。

 

1.ミノタブは全世界的に認可されていない

「薄毛治療ならミノタブがナンバーワン!」と絶大な信頼を得ているイメージがありますが、
実は、日本でミノキシジルの内服は認可されていません。

 

というより、男性型脱毛症の治療薬としてミノタブを認可している国は、どこにもありません(汗

 

日本は外国に比べてちょっと慎重な面があるので、
「ミノキシジルの濃度が海外は16%まであるけど日本は5%まで」みたいな差はありますが、

海外でも認可していないということは、かなり警戒したほうがよさそうな話です。

 

じゃあ、どうして流通しているかというと、
ミノキシジル外用の副作用・全身の多毛症からインスピレーションを受けているだけで、
医学的根拠や臨床データの裏付けはありません。

 

「頭皮に塗るだけで体が毛深くなるなら、飲めばもっと毛が生えるんじゃないの?!」
というちょっと乱暴な発想で、一般人が個人輸入で使ったり、医者が安易に処方しているようです。

 

2.効果の検証はされていない

「でも、効果があるんだったらいいじゃない!」と思うかもしれないですが、
ミノキシジル内服の有用性について、臨床試験は行われていません。

 

インターネットのブログなどで「ミノタブ最高!」みたいな意見を目にしますが、

根拠もデータも真っ白なミノキシジルタブレットは、医学的観点で言えば無力同然です。

 

認可なし・根拠なしなミノキシジルタブレットは、ある意味「幻」のような存在と言えるので、
ミノキシジルはあくまで育毛剤など外用で使うのがあるべき姿です。

 

ミノキシジルは外用が◎!

実際、「男性型脱毛症ガイドライン」でも天と地の差で外用と内服を評価しています。

 

「男性型脱毛症ガイドライン」とは、
皮膚科のプロが薄毛治療の効果を検証しておすすめ度を発表している資料です。

 

評価は5段階になっていて、

 

推奨度一覧

 

 

ミノキシジルの外用と内服はどんな評価かというと、

 

  • 外用(主に育毛剤):A
  • 内服(主にミノキシジルタブレット):D

 

「飲むタイプのほうが効きそうなのに?!」とちょっと意外ですが、
認可なし・効果に対する根拠なしな現状は、まちがっていないようです。

 

外用と内服について、もう少しくわしく評価内容を見てみます。

ミノキシジル外用について

【外用を行うよう強く勧める】という推奨文が、男性型脱毛症ガイドラインに書いてあります。

 

「でも、ミノキシジルって副作用があるんじゃないの?」と思いますが、
かゆみや赤み、顔面の多毛などが報告されているものの、
「必ずしもミノキシジルだけのせいとは言えない」ということで、注視している印象は薄いです。

 

命に支障をきたすような重い副作用の記載はなく、
発毛効果に対するデータがしっかりとれていることから、外用に太鼓判を押しています。

ミノキシジル内服について

【内服を行うべきではない】と、男性型脱毛症ガイドラインに書いてあります。

 

臨床試験がされておらず、危険度が未知数なのが大きいようです。

 

副作用で重大な心血管系障害が生じることがわかっていて、
胸痛・心拍数増加・動悸・息切れ・呼吸困難・うっ血性心不全・むくみ・体重増加などです。

 

ここまで重度の副作用でない場合も、
頭痛・手のしびれ・不整脈・性的機能不全・皮膚の紅潮・むくみなどが報告されています。

 

実際に死者が出たわけではないですが、風邪薬のような甘っちょろいものではなく、
命にかかわるぐらい危険な副作用のリスクがあるので、簡単に手を出せる代物ではありません。

 

そもそも、ここまで危ぶまれるのには理由があります。

 

過去に、ミノキシジルを使った動物実験で悲しい事故が起こっていて、
犬の心臓が破裂する死亡例によって、内服薬としての開発が停滞に入っているためです。

 

ミノタブを飲んで胸の痛みを訴える人が多いのも、きっと関係しています。

 

服用後に胸がズキズキする感覚にとらわれる人が多く、
正確に発表されていませんが、推定2~3%程度の発症率です。

 

しつこいですが、ミノキシジルは外用で恩恵を受けるのが一番です。

ちなみに

今のところ最高評価の推奨度Aがついているのは、
ミノキシジル外用・フィナステリド・デュタステリドの3つだけです。

 

推奨度グラフ

 

副作用はどんなものがある?

「ミノキシジルは“育毛剤”で使っていこう!」という前提で、外用の副作用を紹介します。

 

報告されている副作用は、

 

  • 多毛症
  • 頭痛
  • めまい
  • 倦怠感
  • 突発難聴
  • 動悸
  • しびれ
  • かぶれ
  • ほてり
  • 湿疹
  • かゆみ
  • むくみ

 

この中でも、特に「かゆみ」が最も多いと言われていますが、
かゆみに関しては、ミノキシジルというより別の成分が原因になっている可能性が考えられます。

 

かゆみはほかの成分が原因?!

かゆみが気になる場合、エタノールやプロピレングリコールに反応しているのかもしれません。

 

ミノキシジル入りの育毛剤に限らず、いろんな育毛剤に添加されている成分で、

 

  • エタノール(アルコール):成分の浸透性をあげる
  • プロピレングリコール(PG):防腐剤、乳化剤の役割

 

こんな目的があります。

 

 

副作用はミノキシジルが原因とは限らない

 

 

実際、ミノキシジルを使ってかゆみが出た人をくわしく調べると、
犯人はプロピレングリコール(もしくはエタノール)だったというケースが目立っています。

 

「男性型脱毛症ガイドライン」でミノキシジルの副作用を不安視していないのも、これが理由です。

 

「かゆみがネックで使えない」という人は、
エタノール・プロピレングリコールが入っていないものを使うと、解決するかもしれません。

ちなみに

厄介なのが、どちらもカットしている育毛剤がムチャクチャ少数なことです(汗

 

どちらかが入っていなければ、どっちかが入っているパターンが多くて、
両方ともなしという商品はほんの一部です。

 

(おそらく成分を使わないと、技術的・金銭的に製造が難しいんだと思います、、)

 

そんな中、理想に近い3つの育毛剤がありました!

商品名 特 徴
M-1育毛ミスト

化学薬品・アルコール不使用で、赤ちゃんでも使える優しさがモットー。効果の裏付けはTV通販で爆発、ショップチャンネル(出演するだけでも難しい)デビュー当日から1時間で4000本以上売り上げる。その後も放送するたび完売。

ブブカ(BUBKA)

頑張ってアルコール大幅カットを成功させた、希少なノンアルコール製法(アルコールを使わないで人気を出すのは、業界の人に言わせるとムチャクチャ難しいようです・汗)アルコールはエキス抽出のためだけで、処方としてのアルコール配合ナシ

THE SCALP 5.0C

ローエタノールが惜しいものの、「0.07%」で限りなくゼロに近い。注目はキャピキシル配合で、ミノキシジル3倍の効果があると話題の新育成成分。天然草からの抽出エキスがベースで、人体に及ぶ副作用リスクなし。もともと女性の化粧品を手がける会社で、肌トラブルの熟知度が光る。

初期脱毛は嬉しい副作用

初期脱毛は薬が効き始めた証拠

 

使い始めてから1~2ヶ月の期間(人によっては3ヶ月)、髪の毛が抜けることがあります。

 

初期脱毛に見られる症状で、「逆に抜け毛が増えたんですけど?!」と
顔が真っ青になる人もいますが、これは悲しい副作用なんかではありません。

 

初期脱毛は「薬が効き始めた」証拠で、むしろ喜ぶべき症状です。

 

「そうは言っても、髪の毛が抜けるのは困るよ」とツッコまれるかもしれないですが、
初期脱毛で抜けるのは「薄毛候補の髪の毛」で、逆にいなくなってくれないと困る髪の毛です。

 

その後は、太くてしっかりした髪の毛が生えてくるので、安心してください。

 

髪型が変わったり、他人が見てハッキリわかるくらい抜けることはないと言われています。

 

ヘアサイクルの乱れで生まれた「薄毛の病気にかかっている髪の毛」を退場させて、
「どんどん健康な髪を増やすぞ!」と育毛のお膳立てをする、これが初期脱毛の役割です。

 

偽物に要注意

一番リスクを高めるケースは、素人判断で使っていくことです。

 

具体的に言えば、医師を通さず通販(個人輸入サイトなど)で薬を買うことです。

 

正規品に比べて値段がムチャクチャ安かったり、
「実際に買ってますよ」と顔が見えない人の意見を信じて、危ない橋を渡る人がいます。

 

特に、未認可なミノキシジルタブレットは日本に流通していないので、
通販に頼らざるを得なくなるようです。

 

通販はハードルが低く見えるかもしれませんが、
命をおびやかす覚悟がともなうくらい、本当に危険です。

 

 

個人輸入は危険

 

 

厚生労働省は、インターネットの個人輸入サイトで
偽造薬(厚生労働省 未承認薬)が販売されていると報告しています。

 

ただ単に偽物なら「お金をどぶに捨てた~!」ですみますが、
人体に有害な成分が入っている場合もある、取り返しのつかないくらい恐ろしい話です。

 

確かにお値打ちに買えるのは嬉しいことですが、
安さとは比べものにならないくらいリスクが大きすぎます。

 

安心代もコミコミな医療機関で処方してもらうのが一番損がないです。

 

医者と二人三脚で安全な治療を!

基本的に、失敗するのも副作用で痛い目にあうのも、医者を避けて素人判断することです。

 

確かに、通院や定期的な面談はちょっとめんどくさいですが、
副作用などの心配事は医者に丸投げできる「安心感」は、後ろ盾あってこそです。

 

今はインターネットで簡単に情報をとれるので、「一人で何とかできそう!」と思いがちですが、
体を治療にかかわることなので、慎重すぎて損はしません。

 

通販に頼りたくなる値段の問題や、通院の負担を軽くするような工夫を、
クリニック側も試行錯誤し始めています。

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