育毛メソセラピー 効果

利点だらけなのにプロは不評?育毛メソセラピーの効果とは

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利点だらけなのにプロは不評?育毛メソセラピーの効果とは

いくぞう

 

このページでは、育毛メソセラピーの効果の真相に迫っています。

 

具体的な治療方法、費用のような基本情報から、HARG療法とのちがい、皮膚科目線の現実的な評価まで紹介しています。

 

メソセラピーの意外な立ち位置を知ると、一番効果的な治療法を知る手がかりにつながります!


育毛メソセラピーとは?

育毛メソセラピーは、皮膚科やAGAクリニックなどで行われています。

 

方法が統一されているわけではなく、

 

  • 頭皮を冷やしてから施術
  • 電気穿孔法(エレクトロポレーション)で栄養剤を注入

 

など、やり方は様々です。

 

頭皮の細胞間膜に穴(肉眼ではわからないくらいの大きさです)を開けて、
栄養素や5aリダクターゼ阻害効果のある成分を投与します。

 

注射針のようなものを使いますが、実際は針を刺すというより
電気やレーザーで成分を導入していくので、痛みを気にする声は減ってきています。

 

クリニックによって名称が違うこともありますが、
独自の方法や栄養剤を用いることから、自院で名前をつけるケースもあるようです。

 

どれも育毛メソセラピーであることに変わりないです。

アレルギーの人に向いている?!

方針にもよりますが、アレルギーに対応したブレンドができるクリニックもあります。

 

体質やアレルギー、今までしてきたケアなどを細かくカウンセリングして、
その人にあった成分を調合してくれるクリニックも少なくないです。

 

アレルギーがある人、肌トラブルが絶えない人も安心できる強みがひそかに話題です。

 

具体的に何を注入するの?

クリニックによって異なりますが、成長因子や血流改善効果のあるもの、
栄養補給、抗アレルギー剤などがメジャーです。

 

成分

効果

インスリン様成長因子

(IGF-1)

毛髪を強化・毛包を刺激して、健康な髪を育てる。

繊維芽細胞成長因子

(bFGF)

頭皮の血流を促進して、毛包を活性化させる。

血管内皮成長因子

(VEGF)

新しい血管を作る作用を促して、毛包に効率よく栄養を与える。

コエンザイムQ10

頭皮などの血流を促進。丈夫な毛髪を育てて、再生も後押しする。

ヒアルロン酸

強力な水分補給。頭皮の潤いや細胞の活性をキープして、発毛を促す。

銅ペプチド

薄毛に関与する還元酵素「5αリダクターゼ」を阻害して、抜け毛を防ぐ。

ミノキシジル

血管拡張作用。血流を促して、発毛促進に役立つ。

 

1ヶ月に1回のペースで投与して、状態を見ながら回数を決めていきます。

サボりぐせがある人には向かない?

一般的な人で6回(半年)で完了、多い人でも10回程度(1年)が通院の頻度です。

 

「面倒だと、途中で行かなくなるんだよね~」という極度のめんどくさがり屋さんは、
もしかすると、のちのち後悔する選択になるかもしれません(汗

 

育毛メソセラピーは定期的に通院してなんぼの治療なので、
「俺、ルーズな面あるよなぁ~」という人は、自分と相談することも忘れないでください、、!

 

育毛メソセラピー3つの強み

効果実感のスピードがウリ

どんなに遅い人でも、1年以内には効果が出てくると言われています。

 

育毛剤や内服薬は「最低6ヶ月」と言われることが多く、
「最低」というグレーな言い方ほどこわいものはありません。。

 

「1日でも早く薄毛を改善したい!」という人の注目が集まっています。

年齢を問わない

未成年は薄毛治療に対して制約が多いですが、
育毛メソセラピーは、10代でもチャンスがある貴重な治療法です。

 

進行が激しい薄毛の改善事例もあって、
重度の薄毛に長く苦しめられた50代・60代の人も救っています。

 

育毛剤や内服薬だけでは太刀打ちできないレベルでも復活の可能性を秘めているので、
「やれる事はやった!」「頑張ったけど限界を感じている、、」という人にも向いています。

副作用はほとんどナシ

育毛メソセラピーは、副作用がない治療法と言われています。

 

ただ、赤くなることもあるので、そこだけ注意点としてアナウンスされています。

 

命にかかわる大きな副作用は報告されていないので、リスクの心配は無縁と考えて大丈夫です。

 

HARG(ハーグ)療法とはどう違う?

育毛メソセラピーと同様、頭皮に注入するやり方として「HARG(ハーグ)療法」があります。

 

 

HARG療法

育毛メソセラピー

注入する成分

成長因子、ビタミン、アミノ酸など ビタミン、アミノ酸など(成長因子は含まない)

施術できる場所

日本医療毛髪再生研究会が認めた医療機関 特に縛りなし

料金

どのクリニックでも一律 クリニックによって差がある

効果の持続度

治療後も改善の状態が続く 治療をやめると効果も止まる

 

違いは「成長因子」を注入するかどうかでしたが、
最近では育毛メソセラピーでも成長因子の注入が増えていて、境目がなくなってきています。

 

施術内容自体に大きな違いはないですが、治療後については気に留めたくて、
改善しても育毛メソセラピーは手放しで喜べません。

 

HARG療法は効果が持続するのに対して、育毛メソセラピーはやめると効果も止まるので、
「治ったからクリニック卒業!」とならないのがネックです。。

 

(HARG療法が「再生医療」と呼ばれるゆえんです)

 

育毛メソセラピーが内服薬の併用を前提とすることが多いのもそのためで、
育毛メソセラピー代+薬代の費用を覚悟しておいたほうがいいです。。

 

HARG療法についてはコチラのページで詳しく解説しています。

 

費用はどれくらい?

ぶっちゃけ、高費用なのが育毛メソセラピーの難点です。

 

HARG療法とちがって施術価格は定まっておらず、クリニックによって大きな差があります。

 

使う成分もまちまちなので難しいですが、1回8万円~10万円程度が相場と言えます。

 

「即効性が魅力!」といっても1、2回で発毛するわけじゃないので、
6回程度のセットプランを組むクリニックが多いです。

 

「半年で50万円前後かかるの?!」と目玉が飛び出そうになりますが、
これが育毛メソセラピーの世界なので、費用をおさえたい人には嫌われるかもしれません、、。

 

とはいっても、医療資格を持たない人の施術がありえる育毛サロンとはちがって、
薄毛を熟知する専門家の手にかかるので、その意味で費用対効果は安心です。

湘南美容クリニック

湘南美容クリニック

「近くにクリニックがない、、」という人は、業界最大規模の湘南美容クリニックが頼りになります。都内に出向く必要のない全国展開が強みで、今のところ26箇所で育毛メソセラピーを行っています。(詳しい場所はこちらのページでグラフ化しています)

 

未展開の県もありますが、東京1ヶ所(よくても大阪の2拠点)が多いので、それを思えばかなり頑張っています。

 

湘南美容クリニックの詳細はコチラです

皮膚科の評価はイマイチ?!

「男性型脱毛症ガイドライン」といって、
薄毛治療の良し悪しを5段階で評価しているガイドラインがあります。

 

「男性型脱毛症ガイドライン」は日本皮膚科学会のメンバーが作成しているので、
専門家の目から見た、偏見を抜きにした本当の評価が丸裸になっている、というわけです。

 

推奨度一覧

 

 

育毛メソセラピーの評価はどうかというと、まさかの「C2(行わないほうがいい)」です。

 

 

推奨度グラフ

 

 

低評価な理由は、

 

  • 限られた施設における、倫理委員会の承認を必要とする先進医療の段階にある
  • 今後が期待できるが、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」などの法規に則って施術する必要のあるものも多く、まだ一般に実施できるとは言い難い

 

まとめると、すごいけど、まだ準備段階だからそんなに高い推奨度にできない、という感じです。

 

「効果がないとか害があるからってわけじゃないんだ」とほっとしましたが、
それでもこの評価の低さはインパクトが大きすぎるなぁ、、というのがいくぞうの感想です(汗

 

結局、どの治療が一番いいの?

現段階で推奨度Aがついているのは、フィナステリド・ミノキシジル・デュタステリドの3つです。

 

この中でも、フィナステリド(プロペシア)が一番いいといくぞうは思っています。

 

「効果に対する根拠がしっかりしていることから、フィナステリドの内服療法を強く勧める」
と、男性型脱毛症ガイドライン自ら断言しているからです。

 

ミノキシジルに比べて副作用のリスクがグッと低くなるし、
どのクリニックでも王道的な内服薬として実績を積んでいることからも、
フィナステリドが最も安心できると考えています。

 

男性機能の低下が気になったり、近々子どもが欲しいという人は避けたほうがいいですが、
心配がなければフィナステリドが医療現場からも太鼓判を押されています。

 

改めて育毛メソセラピーのメリット・デメリットをまとめると、

メリット
  • 短期間で効果が出やすい
  • 育毛剤にはない成分を摂取できる
  • 薄毛が深刻化していても施術できる
デメリット
  • 治療費が高額
  • 改善後もケアが必要
  • 男性型脱毛症ガイドラインは酷評

 

もちろんフィナステリドにも短所がないわけじゃないですが、
医学的根拠を見る限り、頼りがいがあるのは一目瞭然なのかな、といくぞうは思います。

 

フィナステリド(プロペシア)のメリット・デメリットはこちらのページで詳しく解説しています。

 

 

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