豆乳の育毛効果に迫る!理想量は?摂りすぎ要注意は○○○
このページでは、豆乳の薄毛対策について徹底分析しています。
育毛に役立つ理由、おすすめの豆乳の種類、1日摂取量の目安、大豆食品で代用できないかなど、疑問が一気に晴れる情報を集めました。
「豆乳の飲みすぎは良くない」というウワサの真偽も明らかにしています!
薄毛や抜け毛に効くって本当?
先に結論を出すと、
豆乳が育毛効果を後押ししてくれるかどうかといったら、答えはYESです。
理由は下記が摂れるからで、
- イソフラボン
- 植物性タンパク質
薄毛改善に貢献してくれるヒミツを、一つずつ解説していきます。
イソフラボンは女性ホルモンそっくりさん
そもそも、イソフラボンは何者かというと、大豆の胚芽に含まれるポリフェノールの一種です。
なので、女性ホルモンでもなんでもありません。
じゃあ、どうして「イソフラボン=女性ホルモン」なイメージがあるかというと、
イソフラボンは女性ホルモンのそっくりさんだからです。
イソフラボンは、女性ホルモンの一つ「エストロゲン」と似た働きをして、
男性ホルモンを抑制してくれます。
男性ホルモンは、薄毛の大きな原因の一つです。
それを抑制してくれるので、イソフラボンは抜け毛の改善につながる、というわけです。
髪の毛の材料もたっぷり
豆乳を含む大豆食品は、タンパク質も豊富です。
大豆は植物なので、詳しくいうと「植物性タンパク質」と呼ばれていますが、
大豆が「畑の肉」と言われるのは、お肉で連想されるタンパク質が豊富だからです。
タンパク質は、何と言っても髪の毛の材料です。
木材がないと家が建てられないように、タンパク質がないと髪の毛を作り出せません。
「イソフラボンで男性ホルモンを抑えつつ、髪の毛を作るタンパク質も摂れる」、
まさに一石二鳥な豆乳(大豆食品)は、これ以上ない薄毛対策のはまり役です!
種類や違いを知りたい!味付き豆乳でもいいの?
豆乳は、3種類にわかれて定義されています。
- 無調整豆乳
- 調製豆乳
- 豆乳飲料
それぞれの特徴や、おすすめ度を紹介していきます。
上級者向けの無調整豆乳
一番イソフラボンが多いですが、その分豆臭さもピカイチです(汗
大豆を絞った乳白色の液状そのままで味付けもないので、
「健康のために覚悟して飲む!」という気合いがないと苦痛かもしれません。。
「味は二の次、イソフラボンの量が最優先!」という人におすすめです。
最もバランスのいい調製豆乳
無調整豆乳を、できるだけ飲みやすくしたのが調製豆乳です。
コクや甘みを加えたり香料を使ったりして、豆乳特有のクセを和らげています。
その分イソフラボンは減りますが、コップ1杯で1日必要摂取量をカバーできる量はあるので、
いくぞう的には一番おすすめです。
若干豆臭さは残りますが、素材の味を楽しむつもりで飲むと意外とイケます。
豆臭さが苦手な人の味方・豆乳飲料
果汁やフレーバーで調製豆乳をムチャクチャおいしくしたのが、豆乳飲料です。
豆乳特有の味や臭みも感じないので、味に敏感な子供でもゴクゴク飲めます。
ただ、栄養面より飲みやすさに力を入れたので、イソフラボン含有量は最下位です。。
実際、豆乳使用量は調製豆乳の半分ほどで、
果汁を入れたものだと20~30%しか豆乳が使われていません。
でも、量さえ飲めば必要摂取量はクリアできるので、味付きでも問題はなく、
豆乳感が苦手な人はこの種類でのチャレンジがおすすめです。
豆乳のクセを減らすおいしい飲み方
豆臭さが苦手な人は、このアレンジで多少飲みやすくなります。
「まだまだクセが強いよ」という場合、無調整豆乳なら濃度が濃いので、
水を2~3割足して薄めても大丈夫です。
ヨーグルト風で楽しめる?
隠れファンが多いのが、果汁類のジュースと混ぜるアレンジです。
果汁類のジュースは酸性なので、豆乳と混ぜるとドロドロになります。
見た目はちょっときたないかもしれないですが、
「ヨーグルトみたい!」と一部で大好評なので、冒険したい人におすすめです(笑
1日必要摂取量は?副作用の心配はある?
1日に必要とされるイソフラボンの摂取量は、40~50mgです。
豆乳でクリアする場合、無調整豆乳ならコップ3分の2杯、
調整豆乳ならコップ1杯、豆乳飲料ならコップ2杯弱がざっくりとした目安です。
大豆食品なら、豆腐半分、納豆1パック分に該当します。
大手豆乳メーカー3社イソフラボン比較
メーカー |
無調整豆乳 |
調製豆乳 |
豆乳飲料(平均) |
K社 |
56mg |
43mg |
26.2mg |
M社 |
92mg |
68mg |
38mg |
F社 |
45mg |
37mg |
16.2mg |
3社平均 |
64.3mg |
49.3mg |
26.8mg |
※量は200ml(コップ1杯)あたりです
たくさん飲むほどいい?飲みすぎのリスクはある?
豆乳は1日にどれくらい飲んでいいかというと、特に上限はありません。
一応、「1日あたり1~3本程度」が1日の適正摂取量と言われていますが、あくまで目安です。
「豆乳の飲みすぎは体に良くない」なんてウワサもありますが、
注意しないといけないのは、サプリメントでイソフラボンを摂取する場合です。
サプリメントで1日に150mg以上摂り続けると、乳がんになる危険があると言われています。
食品なら、必要摂取量以上イソフラボンを摂っても大丈夫です。
豆乳によるアレルギーを心配する声もあります。詳細はこちらのページで紹介しています。
豆乳じゃないとダメ?代用OKな大豆食品
イソフラボンは大豆の胚芽に含まれるポリフェノールの一種なので、
豆乳に限らず、大豆でできている食品で代用可能です。
こういう大豆食品でもイソフラボンは摂れますが、
「豆乳の右に出る者はいない!」というのがいくぞうの本心です。
その理由を、次で詳しく説明します。
グラフから読み解く豆乳最強説
大豆食品のイソフラボン含有量ランキングは、以下の通りです。
食品安全委員会(内閣府の傘下です)の調査をもとに、100g中の平均含有量をグラフにしました。
100gあたりのランキング
順 位 |
食品名 |
平均含有量 |
100g分の参考 |
1位 |
きな粉 |
266.2mg |
100g=大さじ16強 |
2位 |
大豆 |
140.4mg |
100g=約401粒 |
3位 |
納豆 |
73.5mg |
100g=2パック |
4位 |
煮大豆 |
72.1mg |
100g=約142粒 |
5位 |
味噌 |
49.7mg |
100g=味噌汁5杯 |
6位 |
油揚げ |
39.2mg |
100g=3枚強 |
7位 |
豆乳 |
24.8mg |
100g=コップ半分 |
8位 |
豆腐 |
20.3mg |
100g=1/3丁 |
9位 |
醤油 |
0.9mg |
100g=1かけ強 |
これを「1食分」でランキングし直すと、
1食あたりのランキング
順 位 |
食品名 |
平均含有量 |
1食分ってどれくらい? |
1位 |
豆乳 |
46.8mg |
コップ1杯 |
2位 |
豆腐 |
40mg |
半分(冷奴サイズ) |
3位 |
納豆 |
36mg |
1パック |
4位 |
きな粉 |
19mg |
大さじ2 |
5位 |
煮大豆 |
13mg |
30g |
6位 |
油揚げ |
12mg |
1枚 |
7位 |
大豆 |
11.2mg |
8g(約22粒) |
8位 |
味噌 |
6mg |
味噌汁1杯 |
9位 |
醤油 |
0.08mg |
1かけ |
単純に同じ重さで比較すると、きな粉や大豆はとんでもないイソフラボンの量ですが、
僕らの食事の基準で考えると、話は全然変わってきます。
身近で手軽、なのにしっかりイソフラボンが摂れる豆乳は、まさに最強アイテム!というわけです。
豆腐もいい線をいってますが、切ったり味をつけたりとちょっとした手間があるので、
調理不要な飲むだけの豆乳に比べるとあと一歩です。
ちなみに、一番イソフラボンが少ない豆乳飲料でも3位につぐ含有量です(平均26.8mg)。
「豆乳と大豆食品、どっちがいいの?」と聞かれたら、いくぞうは迷わず豆乳をおすすめします!
混ぜるだけ!豆乳アレンジレシピ
意外な組み合わせですが、豆乳はお酒とも相性◎です。
調理時間30秒レベルの簡単レシピなので、ふつうに飲むのに飽きたら試してみてください!
豆乳焼酎
材料(一人分)
- 調製豆乳…80ml
- 焼酎…20ml
- 氷…お好みの量
作り方
- 豆乳と焼酎を混ぜる
- 氷を入れて完成!
たった40カロリーなので、夜遅くても安心です。
豆乳梅酒
材料(一人分)
- 調製豆乳…150ml
- 梅酒…50ml
- 梅の実…あれば
作り方
- 梅酒(あれば梅の実も)グラスへ
- そっと豆乳を注ぎ層ができたら完成!
178カロリーで焼酎レシピより高カロリーですが、フルーティーで万人ウケします。
番外編!大豆食品おすすめメニュー
最後に、大豆食品のカンタンな食べ合わせメニューを紹介します。
冒頭でもお話しましたが、大豆食品は大豆でできていて「植物性タンパク質」が豊富です。
そこで、タンパク質と相性のいい栄養素と組み合わせて、効率よく摂取しよう!という狙いです。
タンパク質と相性がいい栄養素は、次の2つです。
ビタミンB6
- 効率よくエネルギー転換
- ニンニク、唐辛子、焼きのり、ゴマなど
ビオチン
- 健康な髪や皮膚を保つ
- あさり、納豆、バターピーナッツなど
組み合わせると、こんなメニューになります。
納豆巻き×豆腐の味噌汁(油揚げも可)
キムチ冷奴×あさりの味噌汁
こんな感じで、意外とお手軽です。
大豆食品でバリエーションを増やせるので、
豆乳がマンネリ化しても楽しくイソフラボン摂取を続けられます。
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