ミノキシジルだけじゃ力不足?生え際の薄毛は最強ペアで攻略
このページでは、ミノキシジルの生え際への効果について考察しています。
生え際は発毛に不利な条件がそろっていて、薄毛改善にはもうひと工夫したいのが実情です。
医学的根拠をもとに紹介するゴールデンコンビは、耳寄りです!
生え際が薄くなるのはなぜ?
どうして生え際が薄くなってしまうかというと、頭部全体の中で
生え際に薄毛を引き起こす物質が特に多く発症されてしまうためです。
その原因物質は「ジヒドロテストステロン」というもので、
男性ホルモンが5αリダクターゼと結合することで生まれてしまう、抜け毛の原因物質です。
女性の生え際には男性ホルモンがたくさん存在するわけではないので、
ジヒドロテストステロンは男性に生まれやすく、女性にはほとんど存在しません。
女性ではげている人が少ないのはこのような理由で、
生え際が薄くなるのはいわば男性特有のハゲ方と言えます。
生え際の薄毛をおさえるには?
言わずもがなかもしれませんが、生え際の薄毛をおさえるには、
ジヒドロテストステロンを発症しないようにすることが最大のポイントです。
取り入れるべきは「ジヒドロテストステロンの抑制」と「発毛効果のある成分」で、
まずミノキシジルが登場します。
効果や作用について、詳しく解説していきます。
ミノキシジルが与える効果とは
「血管の通りが良くなって、運ばれた栄養素が髪の毛を作り出す」、
これがミノキシジルの仕事です。
ミノキシジルは、血管を拡張させて毛乳頭を作り出す効果があります。
毛乳頭ができれば、それが成長していくとやがて発毛につながります。
この効果は育毛剤にはない作用なので、
髪の毛を増やしたいと考えている人には欠かせない成分です。
ちなみに、市販でも「生え際なら任せて!」というような育毛剤が売っていますが、
予防はできても発毛は専門外なので、髪の毛を増やすならやっぱりミノキシジルです。
ミノキシジルはすでにはげてしまった人に効果的で、
予防で使うというより、髪の毛を増やしたい・生やしたいと考える人に向いています。
ミノキシジルを塗布することで、皮下組織に存在する血管が拡張され、
その結果、血管と密接な関係のある毛母細胞が活性化します。
血行が良くなれば髪にグングン栄養が届く
毛母細胞が活性化されると、毛乳頭へつながる血液循環が良くなります。
栄養素は血液によって運ばれているのですが、髪のもととなるケラチンも送られているので、
血液循環が良くなるのは薄毛にとっても万々歳です。
循環が良くなればなるほど、栄養が送られて毛乳頭が膨らみます。
それがやがて表皮に向かって髪の毛として生える、これがメカニズムです。
ミノキシジルは生え際にも効果ある?
ミノキシジル外用薬の検証が「頭頂部」であることがウワサのトリガーと考えられますが、
生え際の薄毛にもミノキシジルは活躍します。
「生え際には効果なし」というウワサもあるようですが、これは誤解です。
ただ、一つだけ言えるのは、生え際は発毛治療の効果が出にくい部分ということです。
主な理由は次の3つで、生え際は発毛に不利な条件がそろっています(汗
1.5αリダクターゼが多い場所
生え際には、5αリダクターゼが多いです。
総動員でおさえこまないと、どんどんジヒドロテストステロンが生まれてしまうような場所です。
2.皮膚が硬くなりやすい
触ってみるとわかりますが、生え際の皮膚はぷにぷにしているとは言い難いです。
硬い頭皮は危険信号と言われるように、血行不良を象徴する硬さは薄毛のリスクを加速させます。
3.血管が少ない
髪の毛を育てる栄養素は、血液に乗って運ばれます。
血管が少ない生え際は、栄養のルートがほかの部位に比べて少なく、とても不利です。
生え際にはフィナステリドとのコラボが最強
生え際の難点をクリアするには、ミノキシジルとフィナステリドの併用が解決策です。
ミノキシジルの役割は血管の拡張ですが、5αリダクターゼに関しては担当外なので、
それに対処する成分とタッグを組ませる必要があります。
そこで名前があがるのが、「フィナステリド」です。
フィナステリドは5αリダクターゼ抑制の達人で、
男性ホルモンと5αリダクターゼの間に入ってジヒドロテストステロンの発症を抑える成分です。
5αリダクターゼ抑制のイメージ
日本だと、「プロペシア」という内服薬に含まれています。
(フィナステリドが含まれている薬は、今のところプロペシア一択です)
他の薬には一切配合されていないので、皮膚科やクリニックで処方してもらう必要があります。
同時進行で両方とも同じタイミングで使っても問題はなく、
お互いの効果を阻害する作用もないので、安心して併用できます。
ミノキシジルで髪の毛を増やして、フィナステリドで5αリダクターゼをおさえる、
これがM字ハゲ攻略の最善策です。
個人輸入はリスクが高すぎる
ちなみに、安さ目当てで個人輸入を利用する人もいますが、ハッキリ言ってNGです。
日本で定めた法律に基づく確認がされておらず、
効果が得られないどころか有害な物質が含まれている危険性があります。
品質や安全性の保証がなく、半分以上が偽物と言われているので、
きちんとお医者さんに処方してもらうのが一番です。
フィナステリド服用の前に確認したいこと
「生え際の薄毛にはプロペシアとの併用が効果的!」と言ったものの、
一つだけ気になることがあります。
それは、フィナステリドの有効性は、遺伝によってある程度決まっていることです。
「飲めば誰でも恩恵が受けられる!」というわけでもないので、
やみくもに飲んでもお金をドブに捨てるようなものです。
それに、プロペシアはいくつか気になる副作用も報告されているので、
効き目が少ない体質なら、なるべく避けたい薬でもあります。
フィナステリドの効き目は薄毛遺伝子検査でわかるので、
気になる人は事前に確認しておくと損しないのでおすすめです。
国内唯一の検査キット?!
薄毛遺伝子検査は、病院か検査キットでできます。ただ、病院に行かずに調べるには、今のところAGAドックしか方法はありません。というのも、国内唯一の遺伝子解析を行う会社だからです。
ほっぺの内側を綿棒みたいな棒でくるくる→郵送で終了なので、検査と言っても痛みは全くなく、ムチャクチャ簡単です。(検査結果は2~3週間で届きます)
プロペシアの副作用って?
フィナステリドは前立腺に影響するので、男性機能の低下が不安要素です。
平たく言うと、性欲が減少したり、勃起しなくなったり、精子の量が減少するような、
下に関しての副作用を気にする声が多いです。
それに、射精障害や精子形態異常なんて話もあって、字面的にもゾッとする内容です。。
薄毛治療の専念なら、命がとられるほどの問題まではいかないですが、
これから子供がほしいと考えている人は、避けたほうがいい成分です。
お医者さんと相談していけば安心
プロペシアは、育毛剤のように頭皮に塗ったりはせず、錠剤タイプで飲むものです。
塗布タイプとは違って体内に入れることになるので、
「ちょっと怖いな、、」と錠剤タイプに抵抗を感じる人も少なくないです。
実際に、非常に低い確率でありながらも、肝機能障害や血管浮腫などの報告があります。
こんな報告もあるので、独断で服用するのではなく、
プロであるお医者さんと一緒に相談しながら内服するのが得策です。
「リスクのほうが大きいの?」と思わせるようなことを言ってしまいましたが(汗)、
「審査がキビしい!」と言われる日本の厚生労働省はプロペシアの服用を許可しています。
個人輸入など素人の独断でプロペシアを服用するのはリスクのかたまりですが、
お医者さんに経過を見てもらいながら服用すれば、安心で安全な正義の味方になってくれます。
医療現場での評価はトップクラス
皮膚科のプロ達も、フィナステリドに太鼓判を押しています。
日本皮膚科学会が薄毛治療の効果を検証した「男性型脱毛症ガイドライン」において、
最高評価の推奨度Aがついています。
ちなみに、今のところ「A」の推奨度がつけられている成分は、
フィナステリド、ミノキシジル、デュタステリドの3つだけです。
専門家が認めていることからも、フィナステリドの信頼性がうかがえます。
大変な通院は「スマホ」で解決
「ぶっちゃけ、薬をもらうためだけに来院するのは面倒、、」という人に朗報なのが、湘南美容クリニックです。
業界でいち早くスマホ通院を取り入れて、初回をのぞいて薬のためだけにクリニックへ行く手間が省けます(薬は自宅で受け取れます)。通院しないけどお医者さんとは面談できる、いいとこどりなサービスです!
どうしても副作用が気になる場合
「そうは言っても副作用が心配、、」という人は、プランテルサプリが代用アイテムです。
プロペシアの代打として名を上げる成分・ノコギリヤシが濃厚に配合されていて、「プロペシアを飲まなくてよかった」という声も届いています。
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