薄毛を体質改善で対策する方法

薄毛は体質改善で対策できる!育毛に良い食べ物で生活習慣リセット

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薄毛は体質改善で対策できる!育毛に良い食べ物で生活習慣リセット

いくぞう

 

このページでは、薄毛を体質改善で対策する方法をまとめています。

 

体質にまつわる5つの話(漢方、初期脱毛、頭皮の皮脂・臭い、食生活、ヘアカラー)に白黒つけながら、生活習慣を無理なく改善できる方法を探りました。

 

特に食事は育毛と強く結びついているので、髪に良い食べ物や簡単なアレンジ技を深掘りしています!


体質改善は遠いようで近道

「生活習慣を見直して、体質改善しよう!」と聞いても、
正直遠回りな感じがする人もいると思います(汗

 

でも、薄毛の原因を根本的にたたくには、これが一番の近道になります。

 

もちろん、体質を改善するだけでは薄毛は治りません。

 

でも可能性がゼロというのは間違いで、僕らの身体は毎日の食事を材料につくられているので、
食事を見直せばいつでもチャンスがあるということです。

 

僕らの身体は、食事や睡眠、気持ちの状態に応じて日々つくりかえられています。

 

「今」の僕らを形づくっているのは、ほかでもない自分の生活習慣スタイルです。

 

毎日食べるもの、毎日の過ごし方がそのまま「身体」としてあらわれています。

 

生活習慣が身体をつくる

 

「規則正しい生活習慣」というのはありがちな感じもしますが、
僕らが思っている以上に髪の毛と密接に関係しているというわけです。

 

それに、もしお金をかけて治療したとしても、生活習慣が悪いままならいずれ薄毛は再発します。

 

たとえば、プロペシアは芸能人にも引っ張りだこな薄毛治療薬ですが、
生活習慣が乱れたままなら服用を続けないと維持は難しいと言われています。

 

遅かれ早かれ体質改善は課題になることなので、
長い目で見た「薄毛・抜け毛の根本的解決策」として、ポジティブに取り組んでいきたいです。

 

食事で体質を変えられる理由

理由はムチャクチャシンプルで、僕らの身体の材料が食べ物だからです。

 

脂っこい食べ物ばかりを食べればそれが材料になるし、
ジャンクフードばかりならそれで身体がつくられていきます。

 

そう考えるとゾッとしますが、
裏を返せば「食事でいつでも軌道修正できる」ということもできます。

 

僕らの身体は、一度形作られればそれでおしまい、というわけではありません。

 

むしろ毎日つくりかわっていて、その度に食事から得た栄養素で身体を再構成しています。

 

この仕組みを利用すれば、薄毛になりやすい体質だとしても、
食事で毎日やり直せるチャンスが秘められているというわけです。

髪が喜ぶ栄養素5選

体質改善、髪の毛に良い栄養素を5つピックアップしました。

 

身近な食べ物、食べ合わせメニューを「簡単さ」にこだわってまとめているので、
参考にしてもらえると嬉しいです!

 

タンパク質(毛髪のもと)

髪にとって最も重要な栄養素と言えるのが、タンパク質です。

 

髪の毛の99%はタンパク質からできていて、育毛に欠かせない「髪の毛の材料」となります。

 

上手な摂取の方法は、まとめ食いよりこまめに食べることです。

 

よかれと思って一気食いしても、使い切れない分は尿として排泄されてしまうからです。

 

量よりコンスタントに食べることが大事になってきます。

 

タンパク質はこまめに食べるのがおすすめ

鶏むね肉、レバー(豚、鶏)、ほっけ、うなぎのかば焼き、
そば、納豆、にんじん、ほうれん草など

ビタミンA(髪の細胞を活性化)

ビタミンAは、皮膚や髪、爪などの細胞を活性化させます。

 

肉や魚のような動物性食品より、野菜から摂取するのがおすすめです。

 

ちょっと踏みこんだ話をすると、ビタミンAには2つのタイプがあって、
肉や魚に含まれるのは「レチノール」、緑黄色野菜に含まれるのは「β-カロテン」と呼んでいます。

 

実は、ビタミンAの過剰摂取には頭痛や吐き気、脱毛を引き起こす可能性があります。

 

レチノールは食べた分蓄積されてしまいますが、
β-カロテンは必要な分だけビタミンAに変わる性質をもっているので、
野菜なら摂りすぎの心配がなく安心、というわけです。

 

ビタミンAは野菜中心に摂取するのがおすすめ

レバー(豚、鶏)、ぎんだら、うなぎのかば焼き、
モロヘイヤ、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草など

油と一緒に食べるのがおすすめ

ビタミンAは、油脂に溶ける性質のある「脂溶性」ビタミンなので、
油脂と一緒に食べると吸収率がアップします。

 

にんじんを例に出すと、β-カロテンの吸収率は

  • 生で食べた場合…約20%
  • ゆでて食べた場合…約40%
  • 炒めものなど油を使った場合…約50~70%

 

になることがわかっています。

 

ビタミンAは熱に強いので、加熱調理も安心です。

 

揚げる・炒める・ドレッシングをかけるような食べ方をすると体に吸収されやすくなるので、
一工夫で簡単に効率をあげることができます。

 

ビタミンE(血行促進)

ビタミンEは、血管を拡張して血液の流れをよくする作用があります。

 

体内では生成されないので、意識して食品から摂っていくのがコツです。

 

体内で生成されないビタミンEは食事から摂取すべし

アーモンド、はまち、たらこ、うなぎのかば焼き、
アボカド、かぼちゃ、ほうれん草、赤パプリカなど

亜鉛(タンパク質の右腕)

亜鉛は、新しい細胞をつくるために必要な栄養素です。

 

育毛では、髪の毛をつくるタンパク質のサポート役として貢献します。

 

摂取したタンパク質が上手に髪の毛をつくれるよう、亜鉛を支えてくれます。

 

ビタミンAと一緒に食べると、働きがアップします。

 

亜鉛が髪の毛の材料になるタンパク質をサポート

牡蠣、レバー(豚、鶏)、納豆、ごま、うなぎのかば焼き、するめいか、卵黄など

ルチン(毛細血管の強化作用)

最近、そばが薄毛にいい食べ物としてひそかに注目されています。

 

秘密はそばに含まれるルチンという成分で、
毛細血管をしなやかにして、血流をよくする働きをもっています。

 

毛細血管は血液で運ばれる髪の栄養素の通り道になるので、
ここの健康は育毛にとってムチャクチャ大きいです。

 

注意点としては、水溶性なのでゆでるとゆで汁にも溶けだしてしまうこと。

 

ゆでたそばを食べるときは、つゆも飲んだりそば湯を飲むようにするのが得策です。

 

そばのルチンはつゆまで飲むのが得策

そば、トマト、ピーマン、グリーンアスパラガス、グレープフルーツ、いちじく、小豆など

 

簡単活用メニュー

一例ですが、上記の栄養素を実際に組み合わせると

 

  • レバニラ(ビタミンA×油、ビタミンA×亜鉛が成立)

レバニラでビタミンA、亜鉛を賢く摂取

 

  • レバカツ、かぼちゃの天ぷら(ビタミンA×油)

ビタミンAと油の組み合わせ例1

 

  • サラダにごまドレッシング(ビタミンA×油)

ビタミンAと油の組み合わせ例2

 

  • そば(亜鉛以外クリア!)

そばでルチンとビタミンAを摂取

 

こんなメニューを組むことができます。

 

ほかにも、

 

簡単に育毛メシにできるアイデア

 

  • おやつ・おつまみにアーモンド
  • 納豆を積極的に食べる(納豆ごはんもいいし、コンビニの手巻き寿司の納豆も)
  • ゴマドレッシングやふりかけ(ごま入り)を携帯

 

こんな風に、簡単に工夫するだけで「いつでもどこでも育毛メシ」にすることができます。

 

うなぎのかば焼き最強説

うなぎのかば焼きは育毛の味方

 

実は、うなぎのかば焼きは5つの栄養素のうち4つに該当しています。

 

タンパク質 ビタミンA ビタミンE 亜鉛
うなぎのかば焼き
ほうれん草
レバー(豚)
レバー(鶏)
納豆
かぼちゃ
にんじん

 

その通り、うなぎのかば焼きは髪の毛にとってもスーパーフードです。

 

週に何回も食べるのは現実的ではありませんが、ここぞというときいただきたいものです、、!

レバーはどうなの?

うなぎのかば焼きについてで、レバーも多く該当しています。

 

だからといって、「レバーばっかり食べるぞ!」というのは避けたいです。。

 

レバーは特にビタミンAが豊富ですが、
前に説明した通りビタミンAの過剰摂取はリスクが伴います。

 

ちなみに、ビタミンAの耐容上限量は2700マイクログラム(18~49歳男性)と言われています。

 

鶏レバーの焼き鳥1本で4200マイクログラムいってしまうので、
レバーに偏る食事はちょっと心配です。

 

ただ、良くないのは過剰摂取を何年も何か月も続ける場合なので、
ふつうに食べる分には問題なく、レバー好きな人も安心してください。

 

毎日大量に食べ続けなければ大丈夫なので、バランスをとりながら活用したいところです。

 

頭皮の皮脂・臭いも体質によるもの?

頭皮のベタベタ感や気になる臭いも、生活習慣が関係しています。

 

そして、頭皮の皮脂汚れは、抜け毛の原因の一つになります。

 

頭皮の皮脂や臭いは、次のようなことが影響しています。

 

  1. 汚れや皮脂の蓄積
  2. すすぎ残し
  3. 脂っこい食事が多い
  4. 新陳代謝がよくない
  5. 睡眠不足やストレス

 

1と2はシャンプーの仕方ですが、3~5はまさしく生活習慣です。

 

生活習慣を正せば、体質改善にともない清潔な頭皮もついてくる!というわけです。

 

生活習慣の見直しは薄毛にとって一石二鳥

 

漢方が育毛に役立つってホント?

漢方薬を飲むだけでは発毛しませんが、漢方は体質改善がムチャクチャ得意です。

 

「体質を改善して薄毛を克服する」という観点で言えば、
抜け毛の予防・薄毛の解消に大きな期待ができます。

 

「薄毛に漢方は効果ないよ」というのは、きっと特効薬のつもりで飲んだ人のセリフです(汗

 

体質改善に漢方をとり入れようと思っている人は、自信をもってほしいです。

 

 

漢方以外に漢方と同じような方法がある?

「漢方ってイマイチわからない」という人には、
漢方を買わなくても同じセオリーで対策できる方法があります。

 

それは、ツボ押しです。

 

ツボ押しは漢方と同じような考えに基づいていて、
ツボを刺激し経路(けいらく)を正すことで発毛すると言われています。

 

実際に、コリの治療をしていたら髪の毛が生えたとお客さんに喜ばれた先生もいるそうです。

 

経路と聞くとなんだかコツがいりそうな感じがしますが、全然難しいことはなく、
むしろふだん何気なくマッサージしている部分かもしれません(笑

 

いくぞうも首がこったときに無意識にマッサージしていましたが、
調べたら下記のツボと一致していました(笑

 

力加減や「何秒間押す」といった特別なルールはなく、
「気持ちいいな~」と思う程度に押すだけでOKな手軽さがツボ押しの魅力です。

 

育毛におすすめのツボ

百会(ひゃくえ)

頭のツボです。

 

頭頂部のちょっとへこんだ場所にあります。

天柱(てんちゅう)

後頭部の生え際にある骨のへりに沿って内側になぞると、筋肉の盛り上がりがあります。

 

そこが天柱です。

風池(ふうち)

天柱から骨のへりにそって1センチほど外側になぞります。

 

少しへこんだところが風池です。

 

初期脱毛も体質のせい?

育毛剤などを使い始めると、初期脱毛で髪の毛が抜ける症状があります。

 

これは体質のせいというより、「効果が出始めましたよ」という身体からのサインです。

 

初期脱毛は効果のあらわれのサイン

 

「逆に抜け毛が増えるってどういうこと?」と腹を立てる人もいますが、
むしろ嬉しい知らせなので、前向きに考えてほしいです。

 

「そうはいっても抜け毛は困る」と言われるかもしれないですが、
初期脱毛で抜けるのは薄毛候補の髪の毛なので、むしろ退散してくれないと困る存在です。

 

それに、抜けるといっても髪型が変わるほどの変化ではなく、
他人が見たらわからないレベルでの抜け毛なので、安心してください。

 

邪魔者が消えてたくましい髪の毛が生えてくる、そういうシナリオになっています。

 

ヘアカラーも薄毛に関係している?

「髪の毛を染めるとハゲる」というウワサがありますが、
ヘアカラーをすれば誰でも確実にハゲるというわけではありません。

 

ただ、薄毛と関係していることはまちがっていなくて、次のような懸念点があります。

1.頭皮についた薬剤が頭皮環境を悪くする

髪の毛を染める薬剤が頭皮につくと、毛穴がふさがったり炎症が起きたりします。

 

頭皮環境が荒れて抜け毛が生じる、これが一つ目の懸念点です。

2.髪がダメージを受けて見た目が薄くなる

ヘアカラーで髪がダメージを受けること自体は、抜け毛とそこまで関係ありません。

 

ただ、ダメージを受けたせいで本来のハリやコシがなくなって、
抜け毛は多くないのに髪の毛全体のボリュームが減ったように見えてしまいます。

 

また、ダメージを受ければ1本1本がもろくなり、細くなって切れ毛が増えます。

 

抜けなくても切れてしまえばボリューム感は減少するので、
同じ本数でも薄くなったように見えてしまいます。

 

ヘアカラーをしたい人の対策

髪を染めることが直接的にハゲと結びつくわけではありませんが、
薄毛になりやすい環境をつくることにはちがいないです。

 

それでも「何が何でも髪は染めたい!」という人は多数派だと思うので、
少しでも髪にいい方法で染められるコツを紹介します。

1.美容院で染める

ヘアカラーは、できるだけプロの美容師さんにやってもらうことが得策です。

 

施術は安いものではないので「自宅で安くすませる」という人もいるかもしれませんが、
自分の手で「薬剤の付着ゼロ」は至難の業です(ムチャクチャ器用な人は別ですが、、)。

 

ヘアカラーの注意点1

 

髪のことを考えるなら、多少お金がかかってもプロの手で丁寧に施術してもらうのが安心です。

2.カラーリングの間隔をあける

髪の毛を染める回数は最小限にして、ダメージの回復期間を与えることもポイントです。

 

「飽きちゃったから今度はこの色」と短期間にガンガンカラーリングするのは、
瀕死状態のモンスターにこれでもかと何度も必殺技をくらわせるくらいムチャクチャと言えます。。

 

ヘアカラーの注意点2

 

また、美容師さんは次に染めるベストなタイミングもわかっているので、
最低限の負担で染めるという意味でも美容院に行くのが得策です。

 

 

薄毛になりやすい体質の持ち主とは

薄毛になりやすい体質の原因は、大きくわけて2つあります。

1.遺伝の影響

遺伝の影響でホルモンバランスが悪い人は、薄毛になりやすい体質をもっています。

 

思春期以降、男性ホルモンの分泌が盛んになってきます。

 

ただ、男性ホルモンが多いだけでは薄毛にならず、還元酵素と結びつくことで抜け毛が発症します。

 

抜け毛のメカニズム

 

還元酵素は、腕や足、胸毛には存在しておらず、髪の毛の毛根だけに存在します。

 

腕毛やすね毛は濃いのに頭髪だけ薄くなるというのは、これが理由です。

 

還元酵素は髪の毛の毛根にだけ存在する

 

男性ホルモン量が正常ならまだしも、多ければ多いほど還元酵素と結びつく可能性が高まるので、
ホルモンバランスが悪い人はそれだけ薄毛のリスクをもっているということになります。

 

ちなみに、還元酵素の遺伝はお父さん・お母さんの両方からと言われています。

 

 

2.乱れた生活習慣

ただ、遺伝より警戒すべきなのが生活習慣による影響です。

 

この場合、どんな人でも薄毛体質になる可能性があるからです。

 

生活習慣の悪さは、血行状態の悪さにリンクしています。

 

血行が悪くなると毛細血管の活動が沈静化し、毛乳頭が育たなくなって抜け毛が増えます。

 

毛乳頭が機能しなければ髪の毛はつくられないので、
男性ホルモンが多かろうが少なかろうが関係なく誰でもハゲてしまうということです。。

 

乱れた生活習慣は男性ホルモンの量に関係なく誰でもハゲるリスクがある

 

これを改善するには、血行状態をよくするために血管をケアしたり、
血液自体をサラサラにすることが大切になります。

 

また、髪の毛をつくる栄養素は血液に乗って運ばれるので、
発毛したい人にとっても血行状態をよくすることは見逃せません。

 

「血行が悪い」と聞いてもなんだかありきたりな感じがしますが、
僕らが思っている以上に髪の毛にとっては生命線なので、
生活習慣の見直しは薄毛にとって見逃せない重要ポイントです。

 

自分で変化を確かめるには

「生活習慣の改善」は形がある対策ではないので、
一生懸命取り組んでも雲をつかむような気持ちになるかもしれません。

 

実感を得るには、血液検査を受けることが一つの方法になります。

 

血液検査では、次のようなことがわかります。

 

  • 赤血球の数と白血球の数
  • ヘモグロビンの数値と血小板数
  • 血中コレステロール値
  • 血中中性脂肪値
  • 血糖値

 

血中コレステロールや血中中性脂肪、血糖値の値は、
基準値を超えるかどうかで血栓のできやすさや血液のドロドロ具合が判断できます。

 

コレステロール値も参考になります。

 

例えば、善玉コレストロールを意味するHDLコレステロール値が70mg/DL以上になっていると、
血液がドロドロ状態になっている可能性が高いと言われています。

 

健康診断などで血液検査を受ける機会があったら、
これらの数値をチェックしてみると数字で改善度がわかるかもしれません。